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「俺に勝ったというコトはあそこに入れるようにしてやるか…。」
そうつぶやくとグリーンはどこかに電話した。
そして、
「よし、これでお前もシロガネ山に入れるようにしてやったよ。」
「シロガネ山…?」
話には何度か聞いたコトがあった。
「ああ、あそこには強い野生ポケモンが沢山いるし、修行にはもってこいだ。だが言っておくぜ、俺でさえ山の山頂に行ったコトはない。」
「グリーンさんでさえ!?」
これ程の実力の人でも苦戦する野生ポケモン…。
ゴクッ…とツバを飲み込むが次第にドキドキ感がゴールドを支配する。
早く行ってみたいと。
「大丈夫ですよ!俺が山頂まで行ってみせます!」
そしてゴールドとブルーはジムをあとにした。
ゴールド達を見送ったグリーンは窓から空を見上げた。
「そういえばアイツもシロガネ山に行くって言ったきりだったな…」
静かな風がジムに吹き込んでいた。
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