3人が本棚に入れています
本棚に追加
「・・・・・・以上の通りで我々の軍勢はほぼ壊滅状態でして・・・」
「え~い!!そんなことはわかっておる!問題はここからどう戦況を打破するかじゃ!」
必死ながらも悲痛に満ちた声が宮殿にひびく
「申し訳ありません。それについても現在の所打てる限りの手は打っているのですが・・・」
「ぬぅ・・・」
静まり返る宮殿
誰もが絶望的な旗色に苦悩し、泣き出す者、ガタガタとひたすら震える者もいた
喋り出す者はいない
すると学者が立ち上がり、
「国王陛下、我々にはもう手がないわけではありません」
「何!?」
「――――すればよいのです」
最初のコメントを投稿しよう!