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「確かに遅れたのは悪かったけどそこまで言うことないじゃんかよ!?」
俺が自重気味にも反抗するも、バロンは半ばあきれながら、
「これから行くのはピクニックじゃないんだ…
お前が足を引っ張るとこっちにも迷惑がかかる…」
「なんだとぉ!!」
俺の怒りは頂点に達し、バロンに近づくと、服を掴んだ
場は一触即発の状況になる
すると、
「やめなさい!!」
カノンが仲裁に入った
「これから協力しあうんだからケンカしてる場合じゃないでしょ!?」
それを聞くと、バロンはフンと鼻であしらい、近くの木にもたれかかり、押し黙ってしまった
お互いが離れることで事態はひとまず治まるも、気まずさだけが残る
「彼…中々気難しいの。
人見知りが激しいというか…でも三人でやっていく以上仲良く…ね?」
カノンが間を取り持とうと俺に囁くも、俺はバロンのことが気に入らないでいた
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