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俺達三人は森を歩いていた
俺の最初の任務は、『兵士達の怪我の治療に使う薬草を取りに森へ行く』という比較的単純なものだ
事実、まだ魔族とは遭遇していない
しかし、念には念をということでカノン達も護衛についているわけだ
「なぁ~、他のリアルの人もこんな感じの任務をやってんの?」
ふと聞いてみると、
「人にもよるわ。元々の職種柄、戦闘向きな人や、パラレルに来て自分の能力をものにした人なんかは、既に前線に送られてると聞いてるわ。」
カノンが答える
ふ~ん…じゃあ俺みたいに何も無い奴はこんな風に雑用なのか、って…
「俺の存在意義は~~!?」
思わず自分で突っ込んでしまう
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