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俺達は木の影に身を隠し、敵をうかがうことにした
「あれは、ラットね…」
カノンが呟く
視線の先には巨大な鼠の化け物が見える
「何それ?」
「比較的弱小の位の魔族よ。」
魔族にも階級があるらしい
「それに、あまり好戦的な種族でもないからやり過ごせると思う…けど」
「問題は奴の近くに薬草が自製してることだな」
バロンが呟く
よく見ると、ラットと呼ばれる魔族の群れの中にはひょろっと伸びた草が見える
あれが薬草か
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