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俺は反射的にバットを振るも――空を切る
でっ、ですよね~……
さらに、その勢いにつられてバランスを崩してしまう
間髪入れずにラットの爪が襲い掛かる
「させない…!」
カノンが刀で爪を受け流す
「結人は私が守るわ!」
そう言い、刀を力強く地面に突き刺したかと思うと、
「烈-レツ-!!」
周囲の地面がラットごと吹き飛んだ
「大丈夫?」
「あ、うん。」
「あっ…!」
カノンは何かを思い出したようで、急に慌てた様子で、
「ま、守るって言うのは言葉通りの意味なんだからね!?別に他意は無いんだから!!」
と弁解した。心なしか頬が赤らんでいた。
てか俺何も聞いてないのに…
「でも…、君を守るっていうことは本当だから…。」
ニコッと笑いそう言うと、再び魔族の方に向き直った
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