初めての戦い

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空が赤らんできた頃、やっと森の出口が見え始めた 「ふぃ~……やっと帰れたか…」 久しぶりにこんな歩いて足がパンパンだぜ…明日は筋肉痛確定だな、ってグエ! 『たも~!』 森の出口からぴょんぴょん跳ねてきた生物が顔にぶつかった 「…な、何なんだ、一体!?」 そいつを顔から剥がしながら言った。そいつを触った感触はスライムのそれに近い 「きゃ~!!かわいい~~!!」 カノンがコイツを撫でながら言う。 どうやらカノンは可愛い物好きらしい。俺にはコイツの可愛さがわからんが… 『たも~!』 それにしても人懐っこいなコイツ。もう、カノンに懐いちゃってるし。 どれ、俺も手なずけてやろう。 俺も撫でてやろうと手を伸ばすも、 『たもっ!!』 「痛っ!!」 その手を噛まれた 「結人が悪いよ~。無理矢理触ろうとするから…。」 俺が悪いのか…? すると、カノンがコイツを抱きしめた 「たも~~!!」 めっちゃ喜んでやがる…コイツ、女にだけこびる気か? 「フン、そうでも無いがな…。」 バロンがコイツを撫でた 『たも~!!』 バロンに対しても抵抗することは無かった とすると何か!?コイツは俺以外の奴には懐くんですか!?そうなんですか!?
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