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薄暗い宮殿に一筋の光が注いだかと思うと、魔法陣が展開し、男が現れた
『戻ったか…。レインよ…。』
「ただいま帰還しました。」
レインと呼ばれる男は、胸に手を当て、頭を垂れて声の主に敬意を示した
『早速だが…、調査のほうはどうだ…?』
「ご心配なく。順調にはかどってますよ?人間側は敗色濃厚と見ると、リアルから人間を連れてきたみたいですね~。僕らと同じようにね…。」
『何?それは誠か…?』
「えぇ。原理もそっくりそのままでしたよ。さすが低脳の考えることですね。」
レインは淡々と語る。この間微笑を絶やすことはなかった。
「それに、付け加えると、中にはLEVEL5並の潜在能力を持った者もいましたよ。まあ、覚醒はしてませんけどね…。」
『それならば…、早めに危険の芽を摘むのが良いな。ローヌはおるか…?』
『…ここに。』
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