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遠足
鳴り響く目覚ましい時計の音に全く気付かず寝ている男の子がいた。
その男の子は片手にマンガ一冊を持ち爆睡している。
階段をわざとド派手な音を鳴らしながら、登る一人の女性が目覚ましい時計に気付かない男の子の頭に男の子が持っていたマンガで思いっきり叩いた。
「何時だと思っているの!」「倫吉」とほっぺたを膨らましながら叫んだ。
倫吉は機嫌悪そうに、
「はいはい」
「今、起きますよ。」
「お母様」
そう皮肉を込めて呟いた。
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