上の空

6/7
前へ
/30ページ
次へ
(竜)「倫吉のやつ大丈夫かよ」と由利子と戸島に言う。 (由利子)「試験が近いのに一日中ぼぉ~としてるね」 (戸島)「大丈夫かな~?」そう三人で相談すると、戸島が (戸島)「よし、倫吉君のためにノート作ってあげよう。」 (竜達)「それ、良いね。」さっそくノート作りをし始める三人の気持ちを知らない倫吉はぼぉ~としている。 そうしているうちに学校は終わり、倫吉は部活に行った。 倫吉の部活は軽音部でドラムをやっていているが、うまくはない。 倫吉は一通りドラムを叩き終わるとまた、すぐに考えごとをし始めた。 倫吉はどうやったら、風都さんに会えるのかな~と、ぶつぶつ言っている。 部活も終わり家に帰っている最中に倫吉は我が目を疑った。 そこには風都さんがいた。 (風都)「よっ!」 (風都)「元気だった!?」 (真鳥)「元気ですけど・・・なんでここにいるんですか!?」 (風都)「ちょっとやぼ用でね」 (真鳥)「この前のあれが、また起きたんですか?」 (風都)「いや、君にちょっと用があって・・・」 (風都)「時間空いてるかな」 (真鳥)「空いてますよ!」 (風都)「じゃあちょっと、こっち来て」 何だろうとドキドキしながら風都さんについて行った。 (風都)「この前はいきなりあれに巻き込んでごめんね」 (真鳥)「別に大丈夫です」(風都)「もし、あのことに興味があったら・・・」 (風都)「ここに来てみて」(真鳥)「あっはい」 風都さんはポッケから白い紙を取り出して手渡してくれた。 (風都)「普通に遊びに来てもいいよ」 (真鳥)「あっはい・・・わかりました」 (風都)「じゃっ」 (真鳥)「あっさようなら」
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加