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「先生、わざわざ教室に来てくれてありがとうね」
来たっていうか、連れてこられただけどな。
「また解らない問題があったら訊けよ」
「絶対だよ!!」
その姿が何故だか望月と被って、何故か頬が緩んで
「あぁ――」
俺は頭を撫でていた。
「先生、セクハラ~」
女子生徒の声で気付き慌てて手を引っ込める。
今完璧に望月かと思った。
俺、相当ヤバいかもしんねー。
気付かれないようにため息をつくと
「望月―――!!」
向井の声が聞こえた。
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