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思ったことを全部吐き出した。
不安で仕方ないんだよ。
だって好きなんだもん……
「…」
先生は口を閉ざしている。
「ねぇ答えてよ。…もう辛いよ。辛過ぎる……
先生のこと好きだった。ずっと好きだった。…だけどもう無理。疲れちゃったよ先生…
やっぱり向井くんの言うとおりだった」
また泣きたくなってきた。
堪えながら、教官室を出ていこうとする。
先生のこと諦められる努力しなくちゃね。
…諦められるかな??
「おい、待てよ。待てよ望月。
なぁ俺の話……」
先生に腕を掴まれ進むことが出来なくなって
「嫌、聞きたくない。聞きたくないよっ!!」
先生の話がどんなのかぐらい想像がつく。
迷惑だって言われるに決まってる。
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