鬼の上司

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「相手もテラーかもしれないって事を忘れるなよ。」 「大丈夫だよ。僕と竜ちゃんがそろえば無敵だもん。」 「この子の名前は?なんで追われている?」 「名前は皇 舞雪(すめらぎ まゆき)。理由は依頼者が教えてくれなかったわ。」 「そんな怪しい仕事を請けたのか?」 「報酬が破格だったのよ~・」 俺は絶句した。 「話は終わり。早く追いかけなさい。」 饗子さんが話を打ち切る。 「純。相手の匂いをたどれるか?」 「大丈夫。しっかり覚えてるから。」 純は特殊な体質のおかげで犬並みに鼻が利く。 「よし、行こう!」 「うん!」 勢いよく2人で店を飛び出した。
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