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「ここを掃除すればいいのか。」
モップとカッポンを持ちながらラグニャが言う。
「よしやろう。」
ラグニャ対トイレの戦いが始まる。
アクション!
ゴシゴシ、キュッキュッ、ジャー、キュッキュ…
「地味すぎだろお!大丈夫か!?色んな意味で大丈夫か!?」
急に叫ぶラグニャ。
彼の頭は大丈夫なのだろうか?
そんなこともあったが、仕事は順調に進み最後の個室へと進んだ。
(なんもなくて良かったな…。特にこのカッポンを使う機会がなくて良かった。)
そんなことを思いながら、ラグニャは扉に手をかけた。
ガチャ、扉が開く。
「かゆ…うま…。」
うねうねした黒い物体(アラクネ)を見つけた。
ガチャ、扉が閉まる。
「なんであいついんだよぉ!行動は全部本能っていう設定だったなぁ!本当に本能の身を任せすぎだろぉ!」
叫ぶラグニャ。
(やべぇ、大声出しすぎた。誰か来るか!?)
すると、足音が聞こえてきた。
かなり早い。
(別に恐れることはないか…。そこのうねうねみたいに覗きじゃないんだし。)
そうラグニャが胸を張ってると足音はドンドン近付いてくる。
足音が止まった。
叫び声を聞いてだれか来たのかと思いラグニャは説明しようとした。
「いやー、今のは何でもないで…」
「兄さん会いに来たよ。」
真打ち(変態)登場!
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