一話

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「ほんと、おまえって性格恐ろしいほどねじ曲がってるよな……」 「そりゃどうも、ほめ言葉と受け取っとくよ」 「ほめてねぇよっ!!……だがしかし、おまえはモテる……。なぜか分からんが、いや、顔がいいからか、怖ろし~いほどモテるっ!!」 「は……?」 芹也は、抱きついていた手を健一の肩に移動させ、ガッチリつかんだ。その行動に健一は一瞬キョトンとする。しかし、すぐに芹也の意図をよみとった。次に芹也が発するであろう言葉までもが予測出来てしまう。 くる…… 「だから合コンこいっ!!」 ほらな……。 半ばあきれ半分で、予想道理の言葉を受け取ると健一は言った。
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