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そして休みになり、モッチャンがこっちに来た時、初めて二人で部屋を見に行った。
マサコちゃんがキレイに片付けてくれてはいたが、家財道具は殆どないまんまだ。
あるのは煮炊きの出来るキッチンに、テーブル位だ。
何とも殺風景
私達はこのまま布団を運んで、ここで寝泊まりすると思いきや、またもや夕方には連れ戻されてしまった。
何とも不思議な新婚生活で、何だかモッチャンが我が家にお婿さんに入ったような感じだ。
横須賀に居れば殆どモッチャンは居ないし、こっちに来れば実家暮らしだし…
いつになったら、私達は新婚らしい生活が出来るんだろう。
実家に居ても、中々部屋に行く事も許されず、私の親と話しをして居なければならない。
何とも窮屈な生活だ。
母は母で、モッチャンと親しくなりたいし、可愛いんだろうけど…
私としては、気を使わずに過ごさせてやりたいのにね。
何か気の毒な気がするよ。
モッチャンにも、部屋を借りてくれた両親にも…
モッチャンの親も、かなり家の親に気を使ってくれてるし。
今まで横須賀に来てくれてたけど、今度は休みのたんび実家に足を運んでくれていた。
そのたんび、手土産持ってベビー用品買い揃えてくれて。
勿論、負けじと家の母もベビー用品買うんだけどね。
最初、堕ろせって言ってたくせにさ。
今では御守り受けたり、お参り行ったり大変な騒ぎだよ。
私は病院で性別を聞ける事が知らなかったから、聞かなかったけど…
みんな女の子って決めている。
お腹の出方がどうの、顔が優しくなったのって(笑)
でも、私は絶対に男の子が欲しかったし、産まれて来る子は何が何でも男の子って勝手に決めていた(笑)
名前もマサト♪
字は決まってないけど、マサト
マァ君に決めていた。
何かマァ君って響きが良くて♪
早くマァ君に会いたいなぁ♪
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