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初節句を迎えるのに、五月人形をモッチャンの家に贈る事になった。
嫁側が、祝いの品は全て、嫁ぎ先に贈る事になってるらしい。
お宮参りの着物から、全てに渡って…
が…
又、ここで母と一悶着
母は、立派な五段飾りを希望していたが、モッチャンの家の方で、それを断られてしまったから…
と言うのも、モッチャンの実家は、街場の市営だか県営の団地だ。
五段飾りなんて運び込まれたら、それこそ寝るスペースもなくなってしまう。
だからガラスケースに入っているような、コンパクトな物を希望していた。
すっかり拍子抜けしてしまった母
けど、実際
五段飾りなんか貰っても私達だって、飾るとこもないよ~
今の住宅事情じゃ、無理だよねぇ
結局、コンパクトの物で母が気に入った人形に決まったけど、私は最後まで勇ましい兜だけの物を希望していた。
あえなく却下されたけど…
とにかく私は、他人と同じような物が嫌いだ。
お宮参りの着物も、一般的な黒地に柄や刺繍ではなく、かなり斬新なパステルブルーからコバルトブルーにグラデーションされた着物で、背中には立派な鷹の刺繍の入った物にした。
だから今回の人形も納得行かないけど、母も妥協したので、仕方なく私も折れてしまった。
けど、今でも思うのは、お金に余裕があったら七五三の時にでも、子供に着せられる甲冑に鎧兜を着せたかったなぁ…
そして、初節句はモッチャンの方で、やる事になった。
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