‡給料差押え‡

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一週間程過ぎたある日 お義母さんが、やっとモッチャンと連絡が取れたらしい。 そして、その週の日曜日に話し合いの為に、モッチャンを連れて義両親が来る事になった。 やっと連絡が取れた事に、ちょっとホッとした。 自分の夫であるモッチャンと連絡すら取れないなんて、こんな状態がずっと続いてたら、私の方がおかしくなって来るよ。 会ったら、先ず何から話そう。 言いたい事は山ほどある。 そして迎えた日曜日 この日は父も休みだったので、話し合いの為にずっと待機していた。 それにしても、お昼を回ったと言うのにまだ来ない。 お義母さんの話しだと、午前中には来るような事言ってたのに… そんな事を考えていた所に、やっと現れた♪ あれっ…!? モッチャンの姿がない! 困惑した顔のお義母さんに、ずっとうなだれたままのお義父さん 「モッチャンは…?」 「それがねぇ…」 お義母さんも言いにくそうにしながら、重い口を開いた。 「上野駅で待ち合わせてたんだけど、 居なくて… 場所が違ってんのかな? なんて思って探してたんだけど、ホームとかあっちこっち探しても居ないし… 暫く待ってたんだけど、仕方ないからお父さんと2人で来たのよ。」 「モッチャン待ち合わせ場所に、来なかったんですか? あんまりにも、いい加減過ぎますよね!!」 私はモッチャンへの怒りの矛先を、お義母にぶつけていた。 「全く、何考えてんだか!! 私自身もサッパリ訳わかんないよ! まさか、約束すっぽかされるなんて思ってなかったし… 目の前に居たら、張り倒してやりたいよ!!」 お義母さんも、かなりキレているようだ。 結局、この日はモッチャンが現れなかったので、話しらしい話しも出来ず、終始お義父さんとお義母さんの、私の両親への謝罪で終わってしまった。 全員が落胆したまま、何の成果もなかった。
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