193人が本棚に入れています
本棚に追加
一週間程過ぎたある日
お義母さんが、やっとモッチャンと連絡が取れたらしい。
そして、その週の日曜日に話し合いの為に、モッチャンを連れて義両親が来る事になった。
やっと連絡が取れた事に、ちょっとホッとした。
自分の夫であるモッチャンと連絡すら取れないなんて、こんな状態がずっと続いてたら、私の方がおかしくなって来るよ。
会ったら、先ず何から話そう。
言いたい事は山ほどある。
そして迎えた日曜日
この日は父も休みだったので、話し合いの為にずっと待機していた。
それにしても、お昼を回ったと言うのにまだ来ない。
お義母さんの話しだと、午前中には来るような事言ってたのに…
そんな事を考えていた所に、やっと現れた♪
あれっ…!?
モッチャンの姿がない!
困惑した顔のお義母さんに、ずっとうなだれたままのお義父さん
「モッチャンは…?」
「それがねぇ…」
お義母さんも言いにくそうにしながら、重い口を開いた。
「上野駅で待ち合わせてたんだけど、
居なくて…
場所が違ってんのかな?
なんて思って探してたんだけど、ホームとかあっちこっち探しても居ないし…
暫く待ってたんだけど、仕方ないからお父さんと2人で来たのよ。」
「モッチャン待ち合わせ場所に、来なかったんですか?
あんまりにも、いい加減過ぎますよね!!」
私はモッチャンへの怒りの矛先を、お義母にぶつけていた。
「全く、何考えてんだか!!
私自身もサッパリ訳わかんないよ!
まさか、約束すっぽかされるなんて思ってなかったし…
目の前に居たら、張り倒してやりたいよ!!」
お義母さんも、かなりキレているようだ。
結局、この日はモッチャンが現れなかったので、話しらしい話しも出来ず、終始お義父さんとお義母さんの、私の両親への謝罪で終わってしまった。
全員が落胆したまま、何の成果もなかった。
最初のコメントを投稿しよう!