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それにしても、家族の居る身での全額差押えなんて、有り得るだろうか?
この頃のサラ金業者は、家に押し掛けて貼り紙したり、深夜問わず現れたり、はたまた外部スピーカーを使って、
「この家は、泥棒でぇ~す。
貸した金を返してくれませ~ん!!」
なんて街宣車で歩いたり、何でもありの時代で利息も高かったけど…
今だったら、こんな事したらサラ金業者の方が、大変な事になるよね。
乳飲み子を抱えて、全額差押えなんて言ったら、死ねと言ってるようなもんだ。
実際、当時サラ金の取り立てをしてた私の友達も、お金さえ返済してくれれば、後は自殺しようが何しようが構わないって言ってたけどね。
ましてや、自衛隊の事務所の人間も…
普通だったら、同情もするだろし申し訳なさそうに、事情説明しても良さそうなものを元気な声で淡々と言われると…
ちょっと辛すぎる。
職業柄、常にハッキリ話すように言われてるんだろうけど…
言われる側の気持ちも受け止めて、考えて欲しいものだ。
「全額差押えです!」
なんて元気に言われちゃうと、隊の人間すらサラ金の片棒担いでるとしか思えなくなって来る。
勿論、一番の原因はサラ金からお金を借りたモッチャンには違いないけどね。
その後も約束しては、モッチャンにすっぽかされて、義両親だけが来ると言う事が2~3度続いた。
相変わらず、私は連絡が取れないまんまだ。
私も、こんな状態にいよいよ我慢が出来なくなって来た。
盛んに『離婚』を口にするようになった。
そして遂にお義母の提案で、両方の仲人さんを交えて、今後に付いて話し合いをする事になって行った。
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