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よし、今日は思う存分パソコンができるな。
そんな事を思いながらてきぱきと汚い体操服からジャージへと着替える。
そしてゲームをしている妹を横目に見て、扉を開けた。
すると玄関の冷たい空気が先程の暖かい空気と交ざりあう。急いで扉を閉め、一段ずつ階段を上がる。
階段が終わると少し広い場所にでる。
そこの先に妹と母と俺の部屋があるのだ。俺は足早に自分の部屋へと急ぐと、扉を開けた。
人の気配が無く冷たく暗い部屋。
部屋には学習机とベッドしかない。床もフローリングのままで、凄く殺風景だ。
エアコンのリモコンを押し、学習机へと向かう。そしてノートパソコンの電源を入れてしばらく待つ。
「はぁ…」
思わずため息が漏れた。ゲームなんかやって何になるのかは分からないが、暇潰しにはうってつけだ。
パソコンが起動し終わり、インターネットに繋ぐ。ダブルクリックの音が部屋に鳴り響いた。
「あ、メール。」
画面には、《新着メール1件》としるされていた。一応確認しようとそのメールをクリックしてみる。
ずると広告メールだったみたいで、会社名やらゲーム名がたくさん表示されていた。
その中に、ひとつ目を惹かれるものがあった。
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