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大河
「……っ!」
竜児(N)
「氷のように冷たい逢坂の手に、勢いよく払いのけられる。逢坂は盛大にふらつきながら、それでも手近な机にすがり、自力で立ち上がった。」
竜児
「あ、逢坂!大丈夫かよ?待てって、保健室で休んだほうがいいんじゃないのか?」
大河
「――来るなバカ!」
竜児
「め、めちゃくちゃだ……」
竜児(N)
「廊下を走って行く逢坂の足音が遠ざかり、バカと呼ばれて教室に一人。机も、逢坂も、めちゃくちゃだ。なんて困った奴なんだ。」
竜児
「整理整頓されていない状況は、苦手だ……」
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