第2話

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大河 「……っ!」 竜児(N) 「氷のように冷たい逢坂の手に、勢いよく払いのけられる。逢坂は盛大にふらつきながら、それでも手近な机にすがり、自力で立ち上がった。」 竜児 「あ、逢坂!大丈夫かよ?待てって、保健室で休んだほうがいいんじゃないのか?」 大河 「――来るなバカ!」 竜児 「め、めちゃくちゃだ……」 竜児(N) 「廊下を走って行く逢坂の足音が遠ざかり、バカと呼ばれて教室に一人。机も、逢坂も、めちゃくちゃだ。なんて困った奴なんだ。」 竜児 「整理整頓されていない状況は、苦手だ……」
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