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俺は当時十歳だった
父は生物学者で珍しい生物の研究をしていた
ある日
父は宇宙にも生物がいるのか
というテーマが認定され宇宙へ旅立つ事になった
そして事件は起きた
・・・その年の六月
俺は産まれてから九回目の誕生日を迎えていた
父は宇宙に居るため『誕生日おめでとう』というメッセージカードと
月から撮った地球の写真を送ってきてくれた!
だがその贈り物が最後になってしまった。
その日の夜俺が寝ようとした時一本の電話がかかってきた
母は眠たそうに受話器を耳に添えた
そして次の受話器ごしに聞こえた内容に
母は気絶してしまった
「大変残念なのですが、今回宇宙に旅立った学者たちは、先程小惑星に激突され他界されました。」
・・・・・・俺はその日から父の果たせなかった
宇宙の生物研究とお墓には埋められていない亡骸を取り戻しに行くために
パイロットと生物学者を夢見てきた。
さてこれで分かってくれたよね?
俺が今から話す物語は全部実話だ!
…と言っても信じてくれないだろう
でも本当の事なのだ
俺だって自分の事でなければ相手にしなかっただろうでも嘘は言っていない。
それからこれだけは言わせてもらう俺の身内や友達などの名前は変えさせてもらった。
あと学校名や地名も全てだ。
なぜかは最後まで読んでくれれば分かるだろう。
…では話を始める。
もし作り話ならば
夜ベッドの下で何やら音がする!
から始まるだろうだけど本当の事だから違う
…あの日俺は学校の教室にいた。
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