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青く澄んだ空の下、少女レナと兄のクルスはたわいもない話をしながら学校へ登校していた。
レナとクルスの兄妹(キョウダイ)はここらでは結構有名で、不良達のリーダーとか有力者を強請って裏で色々やっているとか友人を病院送りにしたとか侍だとか実は超絶ヒーローだとかいう噂をされている
「おーいレナー!クルスー!」
校門にさしかかった所で後ろから名前を呼ばれ、振り返るとそこには友人のトーマが手を振りながら2人に近づいて来た。
「トーマおはよー」
「おう、トーマ。おはよーさん」
「オッス!一緒に行こうぜ」
トーマとレナ達は大学の初日に出会い色々あって今ではたいてい一緒に連んでいる。トーマは意外と優しく真面目なところもあるのだが見た目は不良という感じのためよく周りに勘違いされている。
3人はまたたわいもない話をしながら教室へ向かった。
「じゃあ後でな」
クルスと教室の前で別れ、2人は中に入る
「2人ともおはよ」
教室に入っていつもの席に近づけば、すでにウィルが座っていた。
ウィルは成績優秀で運動神経もそこそこよい正に優等生という感じなのだが何故レナ達と連んでいるのか?と周りは不思議がっている。
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