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レナの話によると親友のエリスはレナ達と同じクラスに席を置いているものの、持病のため今まで入院していて学校に来れなかったらしい。
しかし、最近は体調も良いようで来週辺りから本格的に学校に通い始めるのだと嬉しそうにレナは話した。
「そうなんだ、良かったねレナ」
「うん!!」
ウィルの言葉に元気よく返事を返すレナの態度から彼女にとってエリスという親友がどれほどの存在なのかがわかる。
「それでさ、今日退院して家に戻るらしいんだ」
「今まで入院してた奴がもう家に戻って大丈夫なのかよ?」
「うん、定期的に検査を受けに病院にはこれからも通うらしいけどね。でさっ!!」
レナが身を乗り出して二人の顔を覗き込む。
それにウィルは首を傾げ、トーマは仄かに頬を染める。
「今日って午前中だけで学校終わりでしょ?だからエリスの退院祝いをみんなでやらない?」
「それはいいね!」
レナの発案にまず反応したのはウィル、ワンテンポ遅れてトーマも了承の返事を返した。
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