女神の心

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中庭につくと、いつもの俺らのポジションに誰かが座っている。 近づいて見てみると、そこで昼食をとっているのは高嶺先輩だった。 俺は 『違う場所で食べよう。』 と将人に言った。 だが 『プリンス(高嶺先輩)とたべようぜ!!』 とこのピンク野郎は高嶺先輩と喋ったことないのにそんなことを言いはじめた。 ふつーに言うとナンパみたいなもんだ。 こいつは無駄なところで有限実行する男だ。 『高嶺先輩一緒にご飯食べてくれませんか!?』 高嶺先輩は驚いたように振り返ると俺の顔をチラッと見て 『内田君。私も生徒会の人と交流を深めたいからいぃわよ。』 とすんなりOKをだしてくれた。 ピンク野郎は一人ではしゃいでいたが、俺も断る理由がないので一緒に食べることにした。 『高嶺先輩ってなんでそんなエジプトの王女みたいにキレイなんですか??』 とわけのわからないことをピンク野郎は言い出した。 『そんな、お世辞でも嬉しいわ』 とまるで自分では気づいてないかのように言った。 『ところで、先輩なんで一人でお昼食べてるんですか??』 と俺は思わず聞いてしまった。 『いつもは、お友達と食べるんだけど、たまに一人でこうして食べるときもあるのよね。別に内田君達が邪魔なんて思ってないわよ』 と言ってくれたが少し悪いなと思ってしまった。 『てか先輩一人で食べるなんていつ変態に襲われるかわからないですよ』 とピンク野郎わ言った。 『おまえに一番言われたくねーよ。』 そんなたわいない会話で昼休みは終わった。 最後に高嶺先輩は 『内田君今日の生徒会でまたお会いしましょう』 と言われた。 嫌なわけじゃないが、 これで生徒会を辞めにくくなってしまった…。
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