女神の心

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『高校生で一人暮らしなんかうらやましいわ。でも家事とかどうしてるの!?』 『飯とかはけっこう作りますよ。洗濯は休日に一気にやっちゃうしあんまり困ることはないですよ。』 『すごいのね。今度本気で内田家行くね。今週の土曜日は?』 『別に僕は平気ですけど…』 ほんとに高嶺先輩は俺の部屋に来るらしい。学園でそんなことバレたら間違いなく学園の畑に埋められてしまう。 なんとしてでも防がなければ… 『私男の子の家行くの初めてなのよね。すごく楽しみだわ。』 『僕の家はそんなおもしろいものなんてありませんよ。』 『初めて行く男の子の家が一人暮らしなんてハードル高いけど…なんならデートっぽくして料理を披露するとか…』 どうやら俺の言葉は聞いていないようだ。 ってかこの人さりげなくとんでもないこと言ってない!? そんなこんなで短かったような長かったような学園から川端駅までを歩いた。 最後に先輩は 『んぢゃあばいばい。明日の生徒会も一緒に頑張ろうね。土曜日はほんとに行くから予定空けといてね。』 『さようなら。わかりましたよ…』 俺はご機嫌のプリンスを送って自分の帰路にたった。 『っはーーー…』 とんでもないことを約束をしてしまった。 ほんとは喜ぶべきことなのだろうが俺はなぜか深いため息をついてしまった…。
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