168人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日の朝。
俺は、携帯のアラームで目を覚ました。
すぐにカーテンを開ける。
『きもちい…』
光合成をしてるわけじゃない。
ってか、人間じゃないし。
ただ、朝日を浴びると眠気が覚めるのだ。
少したってから、洗面所で顔を洗い、歯を磨いてから朝飯の用意をした。
今日の朝飯は、トーストとコーヒーだ。
今日じゃなく毎日だ。
『やっぱ朝はトーストとコーヒーに限るよ。』
トーストをかじりながら、テレビのニュースに目をとうしていた。
『ほんと不景気だなー』
ニュースを見ながらぼやく。
最後の一口を口の中へ放り投げ、コーヒーで流し込んだ。
身支度を済ませ、少し余裕をもって登校した。
登校途中に
なんか後ろから気配を感じる。
後ろを振り返ると…
『あつしーおはよー』
と全速力で俺に抱きついてきた。
『朝からうぜーなピンク頭』
別に髪の色がピンク色なわけじゃない。こいの頭の中が四六時中ピンク色なのだ。
『今日朝抜いてきた??』
横から聞こえるピンク野郎の声を無視しながら、学園についた。
最初のコメントを投稿しよう!