女神の心

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教室へ入ると、クラスの半分くらいが来ていた。 周りからは雑談が聞こえてくる。 俺は席についた。 俺の後ろの席は、ピンク野郎だ。 こいつはいつも俺にひっついてくる。 こいつのせいで授業の半分以上は聞き逃している。 まー寝ているのがほんとのところなんだけどね。 ピンク野郎と少し雑談をしてから、担任の“ハゲム”が入って来た。 どうしてハゲムと言うあだ名がついたかと言うと、ハゲムは腸の手術をしてチ〇ゲが生えて来なくなったと知り勝手に将人(ピンク野郎)がハゲムとあだ名をつけたのだ。 朝のHRが始まった。 俺は外を見ながらハゲムの言葉を聞き流した。 午前中は、すべての教科で俺は爆睡していた。 『篤、起きろー』 なんか声がすると思い、深い眠りから目を覚ました。 『もう昼休みだぞ。昼どこで食う??』 『中庭でいんぢゃね?』 俺は、背中を伸ばしながら将人に言った。
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