00 始まり
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秋の風が冷たく吹き抜ける道場の中、俺はそいつと対峙していた。 日曜日の5時半ちょっと過ぎ。そろそろ明日から始まる平日に憂鬱を感じ始める時間帯に、俺は汗とカビの臭いが染み付いた胴着と防具を纏い、本日9回目の試合に臨んでいた。 もう試合開始から3分半はたっただろうか? こっちはもう汗だくで、向こうも息があがりかけている。 道場には互いの竹刀がカチカチとあたる音だけが響いていた。 .
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