03 戸惑い

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「フフフ…よかったね、リリーじゃあ、今日もよろしくね、川口君」 「おぅ、任しとけ!」 そう言ってリリーを優里から受け取る。 昨日1日で早くもリリーの俺に対する敵対心は薄れ、なつくようになってくれた。 2匹は自分たちでカバンを開け、中に入った。 ホントに賢いヤツらだ…… 「んじゃ、行くか?」 「はい!」 カバンを肩にかけて、夜道を優里と2人、並んで歩く。 端から見ればカップルに見えるだろうか? そう考えると顔をほころばせずにはいられない将太であった。 ………… .
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