04 JSSDF

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「……首藤…おま──」 「あなたは昨日何も見なかった」 俺の話を遮って、有紀は話を続けた。 …有無を言わせぬ、命令するような強い口調で。 「何もしていないし、何もわからない。あの場にたまたま居合わせただけ……いいな?」 「ちょっ、ちょっと待て!どういうことだ?意味わかんねぇよ」 「あなたは昨日何も見なかった。何もしていないし、何もわからない。あの場にたまたま──」 あからさまに何かを隠そうとする有紀の様子に、苛立ちが爆発した。 「それはもう聞いた!!! どういう了見だって聞いてんだ!!!」 「っ!!……………」 「あんなのを知らず存ぜずで通せると思ったのか?ふざけんな!!! なんなんだよ、あの怪物は!?」 「…………………」 「俺の右腕だって怪物みたいになったり…背中には翼がはえたり…俺の体はどうなっちまってんだよ!? 説明してくれよ!!」 「…………………」 .
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