04 JSSDF

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「……ぅっ…くぅ──」 「……………」 目の前で泣く有紀にかける言葉を見つけられず、俺は口をつぐんでいた。 悪いのは俺だ。 そんなことは分かっている。 でも、俺は知りたい。 有紀が隠している秘密を 今、この世界に何が起きているのかを 俺は── --コンコンコン 「「!!」」 突然のノックに俺たちは心底驚いた。有紀はすぐさま目尻を服の袖で拭い、それを見計らって俺は返事をした。 「失礼するよ」 「失礼します」 入ってきたのは、スーツを着た見知らぬ中年太りの男性と、せの秘書らしきスマートな女性だった。 .
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