04 JSSDF

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「恐ろしいよねぇ…」 「……はぁ」 「不思議に思わないかい?あんな巨大な生物があんな場所に現れたことが──あんな怪物が存在したことが」 「…そうですね」 「これはあくまでも仮説だが──彼らは平行世界からこちらの世界へやってきているのではないか、と私たちは考えている」 「…はぁ?ちょっ、ちょっと待ってください!」 話の要点が見えない。この人はいったい何を言い出してんだ!? 「まぁ、その辺は今はどうでもいい。興味があるのならば今度研究部の連中にでも聞いてくれ。──さて、本題はここからだ」 小堂さんは座り直して、笑顔を消す。その瞬間に部屋に冷風が吹き抜けたような肌寒さを感じた。 .
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