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足を小刻みに動かし、なんとか相手の隙をつこうとするが、考えていることは相手も同じ。 互いに相手の体の中心線に剣線を置こうとせわしなく竹刀と体を動かす。 部活仲間からの応援の声も今はもう耳に入らない。 ただ、相手の一挙手一投足に警戒し、自身の打突の機会を窺っていた。 .
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