恋しくて

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恋しくて

遠い昔の記憶 君と歩いた浜辺 水をかけあい、二人で笑いあった いつしか日も暮れ 地平線に太陽が浮かぶ頃 そこで初めて言葉を紡ぐ 君が好きだと 君は恥ずかしそうに俯く そして僕を受け止めた ひとつひとつが掛け替えのない記憶 だが、僕は一人で思い出の道を辿る 君にぶたれた頬が痛い いつしか雨が降ってきた 何だか今日の雨はしょっぱいな そう思い空を仰ぐ
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