5月のある日

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正直、ものすごくショックだったし信じられなかった。 うつ病は決して珍しい病気じゃないけど…けど、精神的にやられてしまったことに変わりはない。私は耐えきれず、待合室でただただ泣いていた…。 少し落ち着いてから、ママに電話をかけた。ママは精神科の看護師だ。私の異変には少し前から気づいていたようだったが、なかなか言いだせなかったみたいだった。 「午後から仕事に行かなくていいから、すぐに帰っておいで」 その一言に安心して、また涙がこぼれた。そして私は薬をもらったあと、その足で実家へ戻った。
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