7542人が本棚に入れています
本棚に追加
伊東「華桜君、そんなに怒らなくても…。」
伊東さんは私をなだめた。
華桜「伊東さんはもっと怒るべきです!!」
何でそんなに冷静でいられるんだろう…。
伊東「…私は嫌がらせを受けるだけのことをしているからね。」
伊東さんは私にも聞こえないほど小さな声で呟いた。
華桜「えっ?」
伊東「君が私の代わりに怒ってくれたからかなって言ったんだよ。誰かのために怒ることのできる君は素敵だ。私は君が気に入ったよ。」
伊東さんは唐突にそう言った。
伊東「君が気に入ったよ。私が新撰組と道を違えたとき、共にきてほしい。」
伊東さんは真剣な瞳を私に向ける。
最初のコメントを投稿しよう!