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沖田さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべた。
華桜「は、離してください!!」
私は沖田さんにガッチリと手を捕まえられて離れられない。
沖田「さっきの話…聞いてた?」
沖田さんの問いに私は一瞬顔を歪め、頷いた。
沖田「そっか…。聞いてたか…。」
沖田さんの寂しげな声に私はとうとう涙をこぼしてしまった。
華桜「沖田さん…お願いです…。新撰組から離れ、ゆっくりと療養してください。」
自分の命を縮めようとなんかしないで…。
沖田「あはは、華桜まで何を言い出すんだい?それにこんなに泣いて…。」
沖田さんはゆっくりと私の背中を撫でた。
沖田「僕が療養しに行ってる間も…華桜は新撰組で戦い続けるだろ?」
そんなの当たり前だ。
私は新撰組の隊士なんだから…。
それに新撰組は沖田さんの宝物だから…。
私が守るんだ…。
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