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沖田「僕は病に体が蝕まれることよりも…惚れた女が僕の目の届かないところで戦い続けてるってことのほうが耐えられないよ。」
惚れた女…。
その言葉で私はさらに涙を流した。
沖田「僕は死なないよ…。華桜が戦い続ける限り死ねないよ…。」
沖田さんは優しく優しく私を包み込んだ。
この人は…なんでこんなにも穏やかなのだろう…。
死を目の前にして…なんでこんなにも…。
蝕まれていく体…。
進行していく病…。
怖いはずなのに…。
なんでこんなにも私に優しくできるの?
本当は自分の事で手一杯のはずなのに…。
沖田さん…。
華桜「沖田さん…。」
私は涙を流しながら沖田さんをギュッと抱きしめた。
華桜「愛しています…。貴方を心から愛しています…。」
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