松本良順

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私は沖田さんが掴んでいた手首にそっと触れた。 赤く腫れている。 華桜「松本先生…どうしたら私は…沖田さんに近づけるでしょうか…?」 私の頬を自然と涙が伝った。 華桜「どうすれば…沖田さんが孤独に心を染めてしまわないでしょうか…?」 私がいるよ…。 何度言葉で伝えたって… 沖田さんが心でそれを感じてくれなくちゃ意味がない…。 華桜「松本先生…お願いです…教えてください…。」 私はその場で小さくしゃがみこんだ。 華桜「私は…沖田さんに…私を感じてほしい…。」 沖田さんの全部を抱きしめてあげたい…。
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