空っぽな彼

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とりあえず、今日はもう寝よう。 凜も私の左手を舐め終わったみたいだし。 今度は自分の左手舐めてるけど…… 「凜、寝るよ」 私は凜の右手をつかみ、ベッドに座らせた。 「それじゃ、私は自分の部屋に戻るから。お休み」 ベッドに座っている凜は私に軽く手を振り、その場にくるまった。 あの人の頭の中では……寝るイコールくるまる、なのかな。 「……普通に寝たら?」 話しかけても、凜は微動だにせずにいる。 もう寝たのかな? 「凜?寝たの?」 私は凜に近寄り、顔を覗き込む。 どうやら、しっかり寝てるみたい。 でも、この寝方疲れないかなぁ…… 「少し足伸ばしてみようかな」 私は凜の両足を引っ張り、更に仰向けにしてあげた。 もちろん腕も広げ、頭を枕に乗せた。 まぁ後は慣れてもらうしかないわね。 「あー……しんどい」 凜も寝てくれた事だし、私はお風呂に入ろうかな。 私は風呂場に向かい、脱衣所で服を全部脱いだ。 うーん……やっぱり高二でこの乳は小さすぎかな? 多分乳に栄養行ってないんじゃないかな…… ふぅ……ヘコむわ。気持ちも乳も。 凜はいいなぁ……お気楽極楽であの容姿だから。 中身とギャップがありすぎだっつの。
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