おせわになります

もう止めて!!私の精神的なライフはとっくにゼロよ!!

｢あっちむいてホイ!!｣

……さっきから飽きないなぁ､なんで急にあっちむいてホイなんて｡

結果？凜の全敗に決まってるじゃない｡

だって､ジャンケンすらできないのに首だけ振ってるからねぇ……

｢花美､そういえば凜をお風呂に入れたりした？｣

｢それがまだなのよ｡どうしていいか分からないし､ましてや一緒に入るのもアレだし｣

｢一緒に入ればいいじゃん｣

｢あやっぱりー？だったら一緒に体洗いっこしてってコラァ!!出来るわけないでしょ!!｣

｢え？どうして？｣

｢当たり前でしょ!!異性の人間とすっぽんぽんだなんて恥ずかしいでしょ!!｣

｢どーせいずれ異性の人間の前ですっぽんぽんに……｣

｢未経験のアンタが言うセリフか!!｣

全く､何を真顔で言うのやら｡

確かに凜からしたら私の裸なんて何でもないと思うけど､私が意識してしまうからなぁ……

｢それと､学校とかはどうなるんだ？｣

｢いやいや､無理でしょ｣

｢やっぱり？そしたら学校行ってる間､凜はどうするの？｣

｢アンタんとこの幼稚え……｣

｢無理｡僕は良いけど他の子がね……｣

やっぱり無理か……これも問題の一つなのよね｡

｢……って､凜は？｣

｢あぁ､さっき二階に行ったよ｣

｢ちょっ……見てたなら止めなさいよ!!｣