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ああああっ!!よりによって私の部屋に突入しやがった!!
「凜!!」
私は勢い良く扉を開ける。
すると、鈍い音と同時に凜がぶっ飛ばされた。
「あ……ゴメン」
まさかそんな所に居るなんて……
でも全然痛そうにしてないな……額が真っ赤だけど。
しかもさっきと同じ位置に戻ったし……
どうして……あっ。
「日光浴……ね」
私の部屋は、日光が入りやすい位置にあるため、日光浴には最適だ。
でも、しっかりとブラインドを閉めたはずなのに……
凜かな?開けたのは。
「凜、ブラインド開けた?」
凜はこくこくと頷く。
なんでブラインドは理解できるんだろうか。
まぁいいや。
「しばらくここにいる?」
凜はその場でくるまり、頷いた。
寝る気か、コイツ。
なら今の内に……
「兄さん、凜の事頼んでいい?」
「いいけど、どこか行くのか?」
「うん、気晴らしにちょっと遊んで来る」
「そうか、行ってらっしゃい」
私は携帯と財布をカバンに入れ、外に出た。
とりあえず兄さんに凜を攻略させといて、後で攻略法を聞こう。
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