もう止めて!!私の精神的なライフはとっくにゼロよ!!

8/15
前へ
/26ページ
次へ
……さて、どうしたものか。 花美が外に出たが、恐らく逃げたんだろう。 「変わらないな、昔と」 僕は階段を登り、凜を探した。 「凜、どこだ?」 僕はとりあえず花美の部屋から確認してみることに。 「あ、いたいた」 くるまってる……何してるんだろうか。 「……凜?」 まさか……これ寝てるのかな? それに日光がダイレクトで当たってるが……大丈夫なのか? というか、何故床で寝るんだ?そんな体制で。 「……ベッドに寝かせてあげるか」 僕は凜を持ち上げ、ベッドに移した。 意外と軽い体してるな。 「後は……」 僕は凜の手足を伸ばそうと、凜をころんと転がす。 「さて……ってうわっ!!」 驚いた……凜のやつ、目を開けてる。 寝てるのかな?それとも起きたのか? いや、もぞもぞと動き出したから起きたんだな。 そもそも起きてしばらくした時間に寝れるわけがない。 今寝たら二度寝でもなく昼寝でもない、朝寝だ。 そういえば、花美はこんな朝早くからどこに向かったんだろうか。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

40人が本棚に入れています
本棚に追加