40人が本棚に入れています
本棚に追加
……さて、どうしたものか。
花美が外に出たが、恐らく逃げたんだろう。
「変わらないな、昔と」
僕は階段を登り、凜を探した。
「凜、どこだ?」
僕はとりあえず花美の部屋から確認してみることに。
「あ、いたいた」
くるまってる……何してるんだろうか。
「……凜?」
まさか……これ寝てるのかな?
それに日光がダイレクトで当たってるが……大丈夫なのか?
というか、何故床で寝るんだ?そんな体制で。
「……ベッドに寝かせてあげるか」
僕は凜を持ち上げ、ベッドに移した。
意外と軽い体してるな。
「後は……」
僕は凜の手足を伸ばそうと、凜をころんと転がす。
「さて……ってうわっ!!」
驚いた……凜のやつ、目を開けてる。
寝てるのかな?それとも起きたのか?
いや、もぞもぞと動き出したから起きたんだな。
そもそも起きてしばらくした時間に寝れるわけがない。
今寝たら二度寝でもなく昼寝でもない、朝寝だ。
そういえば、花美はこんな朝早くからどこに向かったんだろうか。
最初のコメントを投稿しよう!