もう止めて!!私の精神的なライフはとっくにゼロよ!!

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あれから約一時間ほどたっただろうか…… 凜はなんとか自分の力で「あいうえお」を書けるようになった。 字はよれよれですごく汚いが、まぁいいだろう。 ふぅ……少し休憩するか。 「凜、少し休憩しよう」 しかし凜は、僕の言葉を聞かずに一心不乱に画用紙に何か書いている。 ……どうやら絵のようだ。 うーん……人物っぽいな、髪の毛も長いし女の子かな? 「へぇ……凜、この子誰?」 すると凜は、急に部屋を飛び出した。 「え?ちょっ……凜!?」 僕は慌てて部屋を飛び出し、凜の後を追う。 どうやら凜は居間に向かったようだ。 「凜!!急にいったいどうし……」 居間に着いた途端に、凜は僕の横を走り抜ける。 今度は二階?何を伝えたいんだ? とりあえず向かおう……何をしでかすか分からないからな。 「凜、どこだ?」 僕が凜を呼ぶと、凜はさっきの画用紙と花美の服を口にくわえながら僕の元に来た。 しかし、人間でもこんな華麗な四足走行ができるものなんだな。 人間ってすごいね。 ん?花美の服と画用紙……って事は。 「この絵の女の子は花美か」 凜は大きく頷く。 しかし、どうして花美を描いたんだろう。
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