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もしかしたら……花美を探しているのかな?
「凜、花美を探しているのかい?」
凜はうなずく。
やっぱりな……しかし何故花美を探しているんだろう。
なついたのかな?花美に。
「凜、花美は今外にいるんだ。どこにいるかは分からな……」
(ガタン)
「って、うわーっ!!」
凜は開いてる窓に身を乗り出し、そのまま外に出た。
大変だ!!凜が外に出たらとんでもない事になりそうだ!!
「くそっ!!」
僕は慌てて玄関から外に出る。
「凜!!どこだ!!」
ダメだ……見失ってしまった。
とりあえず探さないと、騒ぎを起こす前に。
「凜!!どこにいるんだ!!」
あぁ……僕が余計な事を言わなければ。
「うわぁっ!!な、なんだ?」
あーっ!!早速トラブル発生!!
「え?絵?……何?」
しかもよりによってあんな不良っぽい人に……
「あぁすいません!!その子捕まえてください!!」
「へ?」
謝罪が先なのに僕は何を言っているんだ!!
「わ、分かった!!そらっ」
あ、でもちゃんと捕まえてくれた。
「ありがとうございます!!この子の暴走を止めてくれて!!」
「……なんだか分からんが、アンタ大変そうだな」
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