粉雪のファンタジー

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俺がデスクに戻ると、 社長はもう来ていて。 涼『すみません💦💦 待たせましたか?』 『…いや。悪かったな。 呼び出して。 まあ、座れよ。』 涼『はい。』 『おまえ、 プロカメラマンに なって、何年になる?』 涼『…3年です。』 『3年か… 実は、来月頭に 都内で、一級コンクール があるんだが、 おまえ、受けてみない?』 涼『…え… ソレッて…』 『…ああ。 おまえも知ってる 有名なコンクールだな。 入賞すると、必ず 未来が約束される アレだよ。 3年めなら… そろそろいーんじゃない?おまえ 実力あるし。』 涼『…社長… 少し考えて いいですか…?』 『…ああ。もちろん。 今週末までに 返事くれよ。 一応、人物か風景 限定なんだ。』 涼『…解りました。』 『じゃあ、今日は もういいよ。 お疲れさん』 涼『失礼します』 確かに魅力ある コンクールだった。 必ず未来が約束される。 でも、俺が? 早くはないのか… 俺は自分と葛藤していた。
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