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「よ………………ろ
………………………ずや……」
後ろからの声にバッ!と
勢いよく振り向く。
気付かなかった。
白夜叉と呼ばれたこの男が。
「税金ドロボーども………」
「お前どうしてここに……」
土方は殺気を振り撒きながら
銀時に聞いた。
「関係ねェよ。」
「テメーが関係なくたって
こっちにはあるんだよ!!!」
土方は声を張り上げる。
銀時はそれ以上何かを
言おうとはしなかった。
そして目線を地面に向けると
ゆっくりと歩き出した。
土方は銀時の背中に
呼び掛けようとしたが。
その孤独な背中に
声を掛ける勇気は土方には
なかった――――――――
、
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