7人が本棚に入れています
本棚に追加
少ししか縮んでないので、あまり実感がない。
「アリス。」
「私はアリー。アリスじゃないの。」
チェシャ猫と言う怪しい変質者。
「僕はチェシャ猫だよ。あだ名みたいなものだよ。アリスもアリーのあだ名だと思ってほしいな。」
口だけしか見えない。
見上げて見ても、顔は闇の中にある。
「・・・・・・・・わかったわよ。」
しぶしぶ頷いて、諦める。
「あそこの扉を通りたい? アリス?」
チェシャ猫は聞いてきた。
「白ウサギはいるの?」
聞くと、アリスはチェシャ猫に抱き上げられて。
「きゃあぁ!」
急に世界が揺れてビックリして、悲鳴をあげる。
.
最初のコメントを投稿しよう!