敵の敵

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「潰し合わせれば、連中が撤退を決めるよりも早く逃げれるかもしれないな。どさくさに紛れて、だけど」 『まあ、やってみる価値はあるよな。でもまだその時じゃないってヤツだろ。歩いてる死人の数も少ない』 「だな。引き続き攻撃を加えるとしようぜ。屋上の迫撃砲が使い所だな。近いヤツには当たらないけど、撹乱させるくらいなら」 高橋の声はそこで遮られることになった。ほんの一瞬で目の前に火花が散った。
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